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日本の知育の現状について

2000年、2003年、2006年の『学力の国際比較』というデータがあります。日本の成績だけを書き出してみますと・・・

■科学的リテラシー
2位⇒2位⇒6位

■読解力
8位⇒14位⇒15位

■数学的リテラシー
1位⇒6位⇒10位
(以上、15歳児 57カ国中のデータ)

日本はどの分野でも低下しています。ちなみに幼児期の知育教育が優れているとされるフィンランドは2006年で科学1位、読解力2位、数学2位でした。データの取り方などいろいろ検証すべき点はあると思いますが、日本人の学力が低下してきているのはほぼ間違いなさそうです。

15歳時点の学力と幼児期の知育、教育の因果関係は定かではありませんが、『早期の教育が後の思考力を育む』という大枠は正しいと思われます。上記のデータなどが新聞を賑わわせたこともあり、現在の日本では『脱ゆとり教育』『早期教育への関心の高まり』が風潮として見て取れます。保田カヨ子氏の一連の著書が爆発的な売れ行きを見せたのもその一例ですね。

参考図書:『育脳家族

     『すぐれた脳に育てる

     『天才脳をつくる0歳教育

ここで開成番長こと繁田和貴氏のインタビューから一部抜粋します。


(〜略〜)ひらがな、カタカナも、個人的には3歳ぐらいまでに読めるようになるといいかなと思いますね。環境さえあれば能力的に無理ということはないはずです。内容を理解できなくても、文字を見ておくだけでいいんです。僕は誤字脱字を発見するのが得意ですが、それも小さい時から文字を見ていたからじゃないかな。そういう意味でも、日本の教育って子どもの成長のレベルに対して遅い気がするんです。遺伝子だけで決まらない、環境で能力を開花させることを、もっと重要視してもいいのではないでしょうか。そういう意味では、自分にとって最適な環境を提供してくれた両親には感謝していますね(〜略〜)

この繁田氏は開成、筑波大付属駒場、慶應、灘と受験校のすべての中学に合格後、開成中高⇒東大と進学され、現在は学習塾の塾長をされています。開成ほどではありませんが、中学受験をして進学した経験がある私としても『日本の教育って子どもの成長のレベルに対して遅い気がするんです。遺伝子だけで決まらない、環境で能力を開花させることを、もっと重要視してもいいのではないでしょうか。』という氏の言葉には賛成です。優秀な成績を修め社会に出ても地位を築いている同級生などに聞くと、親御さんが教育に関心を持っておられた場合が多いですので。

ただ難しいのは、子供が学ぶことを嫌いになったり苦手意識を持ったりしないように留意しなければいけない点です。大変ですが、なんとか子供の良い面を伸ばしてやりたいですね。


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